最初のことばは万国共通
一カ国語話す子供もいれば、バイリンガルがいたり、子供の時に触れる言語がその後の言語習得に大きく影響していることは大人になった私たちが一番知っています。
それでも世界のどこにいる子供も最初に発することばは
『まんま』や
『ばー』
『ぷぁーぱ』など
口を閉じたり開いたりして弾く音で構成されることばなのは万国共通だと言われています。
最初のことばはどの国にいる子供でも同じとされていますが、そこからどのように言語を習得していくのでしょうか?
周りを聞いて学ぶ期間
生まれてすぐの赤ん坊が流暢に話し出したらびっくりしますよね。
それはありえないことと理解しているからです。
第一言語を習得せず、臨界期(言語習得に最も有効な期間)を過ぎた子供が、後から言語教育を受けてもコミュニケーションを取れるほどの言語レベルに達した例はほぼありません。
これは第一言語を習得する重要な時期が幼少期にあるという例でもあります。
会話ができない赤ん坊は自分の必要なことを泣いて知らせ、そして大人は赤ん坊が何を欲しているのか考え対応しますよね。
『お腹すいたの?』
『新しいおむつにしようか?』
『眠たい?』
大人が言葉を出し、後に起こる行動で、赤ん坊も徐々に大人が発する言葉と行動に規則性があることを学んでいきます。
泣き止んだり笑ったりなんらかのアクションをして、言葉はなくとも、赤ん坊とコミュニケーションができるようになってくると思います。
文法学習が大事な大人の言語学習と違い、子供の言語習得に必要なものは周りで発せられる言葉や会話などの聴覚的刺激で、他者からのインプットがなによりも大事な教材なのです。
反応はなくても、実は徐々に子供は理解している
言葉を操ってコミュニケーションを取るようになる年齢は、子供のペースや性格によって違いますが、年齢が上がるにつれて、言語に触れるにつれて、子供の言語に対する理解力は上がっていきます。
理解力と会話力が同等ではないこと。
理解力のほうが会話力に勝ることは大人の言語学習でも同じなので、外国語を学習したことがある人でこの差を感じた経験は多いと思います。
子供の言語習得も同じです。
子供は言葉で表現しなかったり、態度に出さなかったりするだけで私たちが思っている以上に理解しています。
なので、大人の私たちは子供の周りで話す内容には気を付けたいところです…
コメント