色んな寿司と食文化
違う土地に行くと出会うその国独特の文化。
食文化もですし、習慣や身振りなど様々ですよね。
オーストラリアとニュージーランドで寿司というと、にぎり寿司ではなく巻きずしが主流のようで、アボカドや茎わかめ、クリームチーズだって巻いちゃいます。
にぎり寿司の写真を見せたら、寿司と認識されず、話が合わないこともありました。
日本の食文化の代表、寿司。
国々で違う影響を受けた寿司も、海外での楽しみの一つです。
フィリピンの食文化と誉め言葉の変化
お米はフィリピンでも主食で、粘り気が少ないインディカ米が食べられています。
フィリピン人もお米が大好き。
フィリピン人のお米好きは日本人の私も驚きました。
お米好きなフィリピン人の為に、マクドナルドもKFCもライスを用意しています。
(マクドナルドにはフライドチキンもあるので、KFCとまるかぶりですね)
チキンがなくなったら、グレービーソースと一緒にご飯をほおばる。
ライスお替り無制限を謳うレストランも数多くありました。
『無限ライスのサービスがなかったらスリムを保ってたよ!』とにこにこ言うフィリピン人は多かったです。
ふくよかなのは裕福の象徴とも考えられているそうで、そこにも文化の違いを感じました。
最近になって、インスタグラムなどSNSで世界中のモデルやインフルエンサーの写真を見ることが多くなり、裕福の象徴や理想が変わってきたとも教えてくれました。
(地域や年代によっても考え方は違うと思います。)
『やせたね』
という誉め言葉は、『食べ物を買うお金がないから』と取られ、あまり好まれていないそうです。
誉め言葉をとっても、人の考え方、時代や文化の違いでとらえ方が違ってきます。
味噌汁と中華麺
からあげラーメン、餃子ラーメン、多種多様なラーメンが海外にはありますが、
これは斬新すぎる!とびっくりを超えて感心したのはオーストラリアで出会った味噌ラーメンです。
麺をそのまま味噌汁に投入したラーメン。白味噌ベース。
久しぶりに味噌ラーメンを食べたので、わくわくと一口目を食べました。
衝撃は大きかったです。
赤味噌ならまだ麺と合うかもしれない…
ここのシェフは日本の味噌ラーメンを食べたことがないのか?
そのラーメンに入っていたなると巻きが
『私は味噌汁じゃなくて、味噌ラーメンだ🍜』
と強く主張しているかのようでした。
他で食べた味噌ラーメンは日本のに似ていたので、ここの味噌ラーメンだけがとても斬新で印象深かったです。
寿司やラーメンに限らず、現地の人の舌に合わせ進化を遂げた違う味を楽しめるのもおもしろいです。
言語だけじゃないコミュニケーション
そして、食文化もそうですが、人や文化で変わる価値観もあります。
フィリピンでの『やせたね』の”誉め言葉”を例にしたように、価値観の差異で言葉の受け取られ方も変わってしまいます。
食べ物がその土地の影響を受けるように、価値観も影響を受けてその国で成り立っているものです。
自分の慣れ親しんだものだけでなく、違うものを受け入れるのもコミュニケーションの鍵だと思います。
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